出光と東京農工大、「太陽光追尾型」ソーラーシェアリングで共同研究

出光興産(東京都千代田区)は9月8日、東京農工大学と、太陽光を自動追尾する次世代営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)設備下部圃場(水田)における、稲の生育・収穫量の評価と品質向上の可能性に関する共同研究を開始したと発表した。研究期間は7月~2024年6月まで。1年目の結果を見て延長を判断する。
水稲研究で実績のある東京農工大学と水稲生育・収穫量への影響などを調査
出光興産は6月、千葉県木更津市の圃場で、農業と再生可能エネルギー発電を両立する営農型太陽光発電の実証を開始。同実証では、太陽光を自動追尾して動く架台と、両面受光型の太陽光パネル(両面モジュール)を導入した。太陽光追尾型架台は、農作期にはパネル下で栽培する農作物への太陽光照射を優先できるよう両面モジュールの向きを自動で調整。これにより農作物の収穫量と品質の維持・向上を図っている。
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