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LED蛍光灯の選び方 早わかりQ&A

環境ビジネス編集部

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白熱灯や水銀灯、蛍光灯と比べて消費電力を大幅に削減できるLED照明。その省エネ性能から導入企業が増えている。一方、従来とは異なる新しい製品のため、本当に4万時間も使えるのか、安定器内蔵型がいいのか・・・?などなど、人気の陰でさまざまな疑問も浮上。そこで、製品選びのポイントを照明コンサルタント、岩﨑稔氏に聞いた。

岩崎稔 岩﨑 稔 氏
株式会社オプティレッド ジャパン
営業本部 統括マネージャー 照明コンサルタント



Q1. LED照明はもう少し導入を待ったほうが、もっと安くて高性能なものが出てくるのではないでしょうか?

A. 今ご購入頂きましても、十分導入メリットがございます。

LED照明の省エネ性能は、発光効率lm/W(ワット当たりの光の量)で表されます。 いま、LED照明の発光効率はだいたい50lm/Wで、2015年頃までに150lm/W製品が普及するといわれています。 また、販売数が増えると低価格化も進みます。 とはいえ、最近では60lm/Wで5,000円を切る蛍光灯型LED照明(LED蛍光灯)も出てきましたので、これなら平均的なオフィスで3~4年以内の投資回収が可能になり、いまでも十分導入するメリットはあるといえます。


Q2. LED照明にしたら暗くなったという話を聞きましたが、どうしてですか。

A. LEDの特性を理解して、ご使用下さい。

LED照明は指向性が強いので、その特徴を考慮せず水銀灯や蛍光灯から交換すると暗くなってしまうケースがあります。 また、現在の照明設計が適切でなく、無駄に明るい場合もあります。 たとえば、誰もいないのに煌々と照らされている場所はありませんか。 最近は部屋全体を照らすアンビエント照明と、作業空間を照らすタスク照明を効率よく配して省エネを図る照明設計が進んでいます。 発光効率や照度だけでなく、用途や省エネ性を考えた提案ができる販売店を選ぶとよいでしょう。


Q3. LED照明の寿命は4万時間とか。これは、24時間365日点灯しても4年半に相当しますが、本当にそんなにもつのですか?

4万時間という寿命は正確には「製品期待寿命」を指します。 熱による半導体の劣化速度から正確な予測値が出されています。 メーカーは劣化を抑えるために放熱設計を施し、発光効率と耐用年数を高めるよう、努めています。 照明メーカーでは、こうしてできた製品に対して、減光率を調べる加速度試験を行って、性能の保証に努めています。 したがって、性能評価試験のデータを見せてくれて、内容を説明してくれるメーカーを選べば安心といえるでしょう。


Q4. 特許侵害製品か否かは、どう見極めればいいですか?

製品に日亜化学、豊田合成、米CREE社、などLEDランプメーカーのロゴが入っているかどうかはひとつの目安となりますが、照明メーカーが無断でロゴをプリントしているケースがあるので要注意です。 ロゴの書体がちょっと違うなど、疑わしい場合はロゴの使用契約についてたずねてみましょう。 きちんと回答できないところは避けましょう。


Q5. 蛍光灯型LED(LED蛍光灯)には、AC/DCコンバータ内蔵型と外付け型がありますがどちらがいいのでしょうか?

A. ずばり、外付け型をオススメします。

LED蛍光灯の場合、内蔵型では電源が規格外になり、安全規格であるPSEマークを取得できません。 また、照明とAC/DCコンバータが別々になっていれば、万一トラブルが起きたとき、原因を特定しやすいので、施工業者もスピーディに対応できます。 しかし、内蔵型のLED蛍光灯では、原因の特定が困難になり、結局全部取り替えるなどの事態も考えられます。 また、灯体にAC/DCコンバータの熱がこもりますので、製品寿命にとってマイナスです。 費用面でも、内蔵型も既存の安定器をバイパスする工事を行う必要があるため、外付け型の安定器を設置する場合とほとんど変わりありません。


Q6. 製品の良し悪しを簡単に判断するコツはありますか?

① 見て、触って違和感がない

光を見て、商品を触ってみると、感覚的にダメだとわかる製品もあります。 違和感や不快感があるようなら、自分の感覚を信じて採用しないほうがいいでしょう。 快適な環境にならないならば、いくら省エネできても作業効率が落ち、導入の意味がありませんから。 数値的には演色性が70以上の物を選びましょう。 また色温度が高過ぎる物は避けた方が良いでしょう。


② 国内の第三者機関による証明書類をすぐに用意してくれる

販売店などにスペック表の根拠となるデータや第三者機関で安全試験などを行った証明書(PSEなど)の提示を求めてみてください。 まれに試験データや認証書類などを偽造しているケースがあります。 とくに海外の場合は要注意です。 国内の検査機関の評価を受けていないところは避けたほうがいいでしょう。 また、官公庁の入札では、さまざまな書類の提出を求められますので、官公庁の入札実績も判断材料になります。


③ AC/DCコンバータが適切に設計されている

AC/DCコンバータがどのような設計・構造・特性になっているかを確認しましょう。 AC/DCコンバータが原因で、チラつきなどが発生する場合が多くあります。


④ 全出荷品を対象とした出荷前の点灯試験を行っている

なかにはきちんとした試験を行っていないメーカーもあることは事実です。 全出荷品を対象とした点灯試験を行っているかどうか、聞いてみましょう。 ちなみに当社製品は全品72時間の点灯試験を実施しています。


⑤ テスト点灯をさせてくれる

無償でサンプルを貸し出すなど、テスト点灯をさせてくれる販売店を選ぶことです。 製品に自信があればある程度の期間でも応じてくれるはずです。


⑥ 販売店網が整備されている

通常、メーカーは代理店契約を結ぶ際に基準を設け、審査を行います。 一方、しっかりした販売店は、お客様に自信を持って勧められる製品を安定供給できるメーカーを選びます。 全国に代理店網をもち、各代理店が実績のあるところなら、メーカー、販売店どちらもしっかりしているので安心といえます。


⑦ 投資回収年数は長くても6年以内

日進月歩で高性能な製品が発売されていますので、長すぎる投資回収期間は考えものです。 一般に商業施設やオフィスビルの契約更新は入居後6年程度。 したがって、6年を目安にするとよいでしょう。 オプティレッド製品なら条件によっては2年7ヵ月で既存蛍光灯を上回るコストメリットが出せます。(※) ただし、LED照明には、電球交換の工事費削減や虫がつかないなどのメリットもあります。 また、改正省エネ法や東京都環境確保条例の対象事業者には、エネルギー消費量の削減に有効です。 総合的な判断をオススメします。

※ コストには初期灯体価格+電気料金+交換ランプ価格+交換作業費が含まれる。 点灯時間12時間/日、点灯日数30日/月、電力単価22円/kWh、交換工事費2,000円/本で試算。


■お問い合わせ

株式会社オプティレッド ジャパン

〒108-0075 東京都港区港南3-4-27 サンリンDC港南ビル21番
TEL:03-5715-3699 FAX:03-5462-1134
URL:www.optiled.co.jp
E-mailでのご相談 info@optiled.co.jp

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