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環境 新製品:蓄光LEDハイブリッド看板/エルティーアイ

環境ビジネス編集部

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蓄光材とLEDを組み合わせた省電力看板が誕生
わずか30分のLED点灯で12時間発光

わずか30分程度光を照射する設定をすれば、蓄えたエネルギーを使い、夜間12時間光り続ける看板が開発された。その省電力看板は、蓄光材メーカーのエルティーアイがこの8月に発売した「蓄光LEDハイブリッド看板」(特許出願中)だ。

もともと同社は蓄光材を使ったシート状の製品で特許を取得しており、主に消防用の誘導標識やテープを製造してきた。中でもステッカータイプの誘導標識は、国内で唯一、消防用設備等認定品に認定されている。

蓄光LED看板

蓄光LED看板(左:明所、右:暗所)


蓄光材は、自然光や蛍光灯から紫外線エネルギーを蓄え、そのエネルギーを再び可視光として放出する特性を持つ。そのため、災害などで電気が遮断されたような場合に、暗闇で発光して人々を安全に出口まで誘導する標識などに活用されてきた。エルティーアイは、この蓄光材の特性を看板に生かせば、電力消費を極限まで抑えた看板を開発できるのではないかと考えた。そして、蓄光LEDハイブリッド看板が生み出されたのである。

新開発の看板は、LED、蓄光シート、導光板、反射板、充電リチウム電池などで構成される。もともと消費電力が少ないLEDを光源として採用し、その光を蓄光材に蓄える。つまり省電力に省電力を掛け合わせた看板なのである。具体的には、LEDを30分に1度の割合で1分間点灯させて蓄光材に光エネルギーを蓄え、その後29分間は蓄えたエネルギーを放出して光らせるという仕組み。夜間12時間のうちLEDが点灯するのはわずか30分で、残りの時間は無電力発光となる。1回の充電でおよそ1週間持続。昼間は消灯するため、1日の消費電力は4W以下。驚異的な省電力化を実現した。

蓄光LEDハイブリッド看板の価格は、サイズにより20万~30万円。エルティーアイでは、この省電力看板の普及拡大とともに、優れた機能を持つ蓄光材の認知度も同時にあげていきたいと考えている。

 
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