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環境 新製品:のり面緑化「MAXグリーンラグ工法」/ケイエフ

環境ビジネス編集部

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急勾配でも効果を発揮する、のり面緑化
風雨に強く、メンテナンスフリーの注入式植生マット工法

MAXグリーンラグ工法の施工事例
MAXグリーンラグ工法の施工事例

のり面工事用資材を扱うケイエフが、急勾配でも安定した植生基盤層を造成させる新工法、「MAXグリーンラグ工法」を開発した。

道路や宅地など、山を切り崩して開発した場所には、のり面と呼ばれる斜面ができる。のり面を構成する土質はさまざまだが、中でも砂質土や岩盤などの無土壌地ののり面は、植物が根づきにくく、雨や湧水で基盤となる土壌が流されやすい。土砂崩れなどの災害も起きやすいため、安定した植生基盤を保持できるのり面緑化が課題だった。

新開発の工法は、特殊マットをのり面に敷き、アンカーで打設。その中に基盤材を注入する、注入式植生マット工法。特殊マットは耐久性に優れた合成繊維製で、注入した基盤材が雨風で侵食される心配がないため、その土地の植物が自然に自生する時間的余裕が生まれる。草本類の種の量を抑えて、育成に時間がかかる木本類の種を増やし、のり面の侵食防止効果をより高めることも可能だ。また、基盤が安定しているので、水の補給などのメンテナンスも原則不要。

注入する植生基盤には、同社開発の「団粒材スライムエースだん吉」を添加する。だん吉は、植生基盤材同士を団粒化して適度な粘着性を持たせ、植物の生育に適した土壌構造を形成する。特殊マットは、ふた葉でも網目を貫通することができる構造なので、基盤材に周辺の森林表土を加えれば、本来の状態に近い環境を回復させることも可能だ。

今年6月、「道路土工 切土工・斜面安定工指針」が10年ぶりに改定となった。「植生基材注入工」が新たに記載され、環境や景観に配慮した新技術として「森林表土利用工」が導入され、MAXグリーンラグ工法への業界の関心も高まっている。この追い風を受け、ケイエフでは、老朽化したモルタル面の緑化や、壁面緑化などの需要を開拓しながら、全国に販売・施行実績を伸ばしていく方針。

 
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