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環境 新製品:超高演色LED素子「吉祥」/FKK

環境ビジネス編集部

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独自の蛍光体配合技術を開発し、
全ての色温度で平均演色性90以上を達成したLED素子

サインディスプレイメーカーのFKKは、業界トップクラスの超高演色LED素子「吉祥」の開発・量産化に成功した。

光は、ものを見る時の印象に大きな影響を与える。そのため、食品や化粧品、服などの商品をより魅力的に見せるためには、どのような光を選ぶかが重要になる。光を測る基準として、「演色性」という値が用いられる。

超高演色LED素子「吉祥」を採用した棚照明器具

超高演色LED素子「吉祥」を採用した
棚照明器具


演色性は、自然光(太陽光)で見た時を100として、色ずれが大きくなるに従って数値が小さくなっていくというもの。また、色温度によって、電球色・温白色・白色・昼白色・昼光色といったスペックに分類されており、食品や服など、光で照らす対象物によって、それぞれ適切な色温度がある。理想は、全ての色温度が高演色であることだ。一般的な蛍光灯の平均演色性は60~70。白色LEDでは、演色性85以上が高演色と認められている。FKKが新たに開発した「吉祥」は、各色温度の平均演色性が90以上と、超高演色性を実現している。

同社がLEDを採用した商品開発を始めた当初は、LED素子を素子メーカーから購入し、看板や文字サインを製作していた。しかし、LED素子の品質にバラつきがあるなどの問題が生じたため、約2年前から自社製の素子開発に取り組み始めた。その中で、国内外のコスト競争に対応するため、付加価値の高い「超高演色性素子」の開発を目指した。同社のLED素子は、高演色化技術として一般的に用いられる近紫外ベアチップではなく、コスト的にもメリットがある青色ベアチップ3個を採用。それをベースに、独自の蛍光体配合技術によって超高演色を実現した。

LED「吉祥」は、今春改装される百貨店の化粧品売り場での電飾看板を受注したほか、さまざまな業種から引き合いがきている。FKKでは今後、従来のサインディスプレイに限らず、広く照明用途の製品開発・OEM向けに市場を開拓していく。

 
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