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環境 新製品:冷凍機フロンクリーナー/アサダ

環境ビジネス編集部

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24時間体制で冷凍機の冷媒を再生
業務を中断することなく高性能を維持し、省エネ化に貢献

アサダが「冷凍機フロンクリーナー」の販路を、従来の冷凍機メーカーから工場にまで拡大し、販売を本格化する。

同製品は、2004年の発売から現在まで、低圧ターボ冷凍機メーカーやメンテナンス会社向けに販売実績を伸ばしており、追加注文がくるほどの人気製品。

工場や商業施設では、業務用冷凍空調設備として低圧ターボ冷凍機が使われている。低圧ターボ冷凍機は、遠心式圧縮機で機内の冷媒を圧縮することで冷却を行っており、その潤滑油として冷凍機油が使用される。この油が冷媒に混入すると冷却能力は大幅に下がり、冷却に過大なエネルギーが必要になってしまう。

冷凍機フロンクリーナー

冷凍機フロンクリーナー


ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)によると、低圧ターボ冷凍機内には平均で約12%の冷凍機油が混入しており、このような状況では約36%も冷却効果が落ちるという。同社の試算によれば、容量500冷凍トンのターボ冷凍機では、年間数百万円ものエネルギー費用やメンテナンス費用が発生することになるそうだ。いかに冷凍機の性能を維持するか、ユーザーにとっては頭の痛い問題だ。

この冷媒に混入したオイルを抽出分離して冷媒を再生するのが「冷凍機フロンクリーナー」だ。従来は数年ごとに機械を1週間ほど停止して冷媒を再生していたため、時間もコストもかかり、業務にも支障をきたしていた。だが、同製品は、低圧ターボ冷凍機を停止させることなく、24時間365日連続自動運転で機内の冷媒を再生・再充填する。また、冷媒から酸や水分を除去し、冷凍機の最高稼働率の性能に回復させる。再生が完了すると、引き続き常時オイルフリーの状態を維持する。業務を中断することなく、冷凍機を最高の性能に保つことができるというわけだ。

冷凍機フロンクリーナーの最高冷媒処理能力は560㎏/週で、消費電力は毎時250kWと省エネ設計。価格は95万円程度だという。アサダでは年間50台の販売をめざす。

 
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