環境 新製品:リサイクル材を使用した「ECOバンプキャップ」/谷沢製作所

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業界初のエコマークを取得!
使用済みバッテリーケースを使用した、高品質・エコなバンプキャップ

谷沢製作所は、自動車用使用済みバッテリーケースのリサイクル材を帽体に使用し、業界初のエコマーク認定を受けたバンプキャップ「ECOバンプキャップ」を発売した。

バンプキャップとは、労働安全衛生法で定められた、災害が発生する可能性があるような危険な環境以外の作業環境で、頭が傷つくのを防ぐために着用する帽子。

ECOバンプキャップ

ECOバンプキャップ


環境意識が高まる中、同社には、顧客から環境配慮タイプのヘルメットの開発を求める声が多数寄せられるようになった。しかし、頭という大切な部位を守るバンプキャップには、高い品質と安定した性能が求められる。そのため、リサイクル材を採用するにはいくつもの課題をクリアしなければならなかった。

同社は、リサイクル樹脂メーカーと共に長年にわたる研究開発を行い、安定して調達できる自動車の使用済みバッテリーケース由来で、従来製品と同等の高い性能を安定して保つことができる、リサイクルポリプロピレン樹脂(PP樹脂)の開発に成功。さらに、半年以上の期間を費やして量産に向けた試験性能や外観などの検証を行い、エコマークの厳しい審査基準をクリア。ヘルメット・バンプキャップといった頭を守る保護具では初めてのエコマークに認定された。

新製品は2種類。帽子タイプの「ST#143-ECO」と、目を保護するシールド面付きの「ST#143SH-ECO」。ともにエコマーク認定を取得している。また、帽体材質を従来のポリエチレン樹脂からPP樹脂に変更したことで、約5gの軽量化に成功した。

定価は「ST#143-ECO」が2,415円(税込)、「ST#143SH-ECO」が4,935円(税込)。大手自動車メーカーでの採用が決定するなど、環境について真剣に取り組む企業を中心に好評を得ている。

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