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環境 新製品:小型水力発電システム/エリス

環境ビジネス編集部

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使われなくなった水車を利用する小型水力発電システム

エリスが販売する小型水力発電システムが岡山市に採用され、西川緑道公園に設置された。エリスはLPガス販売のつばめガスのグループ会社。つばめガスでは、近い将来自然エネルギーによる電力の全量買取制度が開始されることを睨み、2010年8月からエリスを通じて小型水力発電システムの販売を開始している。つばめガスが販売しているのは、産業機械の設計・製造のまさなみ鉄工が開発した小型水力発電システム。

岡山市、西川緑道公園に設置された小型水力発電システム

岡山市、西川緑道公園に設置された
小型水力発電システム



従来の水力発電システムは水が安定的に流れている場所に設置するのが基本であるため、設置場所の選定が難しかった。しかし、エリスが販売する発電システムは、ためた水をポンプで水車に送り込んで発電することも可能。設置場所を選ばず、機械が簡素なので簡単に取り付けられ、保守管理も低コストでできるのが特徴だ。農村で使われなくなっている水車に、そのまま取り付けて使うこともできる。

発電装置の価格は500Wタイプで100万円程度。自然エネルギーの全量買い取り制度が導入されれば、買い取り価格は1kWhあたり15~20円と予想されている。同社の試算では、販売価格を20円と設定して500Wタイプの発電装置を休まず動かした場合、設備導入後11~12年でイニシャルコストを回収できる。機械の耐用年数は22年なので、イニシャルコスト回収後の10年間で約90万円の収入を得られる計算になる。水車を複数台並列させて発電すれば、収入はさらに大きくなる。

エリスでは、県内の小川や用水路を管理する自治体などを中心に売り込むとともに、全国展開を目指している。

 
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