環境 新製品:携帯電話の下取り支援サービス「Re-secure(リセキュア)」/リプロ電子

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日本初、アンドロイド搭載のスマートフォンにも対応!
個人データ消去サービスで、携帯電話リサイクルを促進

2010年末、リプロ電子が2009年3月に発売した携帯電話の下取り支援サービス「Re-secure(リセキュア)」が、バージョンアップして発売された。新バージョンはアンドロイド搭載のスマートフォンにも対応する。

リセキュアは、携帯電話の機種や状態に応じて下取り価格を即座に算出し、また内部に残っている個人情報を完全に消去するシステム。

「Re-secure(リセキュア)」の操作画面

「Re-secure(リセキュア)」の操作画面


インターネットに接続しているPCに専用ソフトをインストールして、USBケーブルで携帯電話を接続すると、キャリア、メーカー、機種といった携帯電話の情報や、機種の状態などに応じた査定価格が表示される。査定価格は5段階に設定してあり、市場価格の変動に合わせて更新されるので、いつでもタイムリーな価格が表示される。リセキュアは、発売からすでに100店近くの携帯電話販売店に導入されており、携帯電話の月間消去台数実績は5,000台を超える。

携帯電話のリサイクルで一番問題になるのが個人情報だ。同社では、個人情報の消去システムを独自に開発。過去5年間に国内で販売されたほとんどの機種に対応する。上書き消去は、同時に4台まで可能。消去ログは、同社のセンターで保存され、犯罪などに悪用されないよう高度なセキュリティによるトレーサビリティーが保証されている。新バージョンでは、世界でもまだほとんど例がないアンドロイド搭載スマートフォンのデータ消去を、日本で初めて実現した。

2011年春には、スマートフォンは各社から約15機種が販売される見込み。市場も年々拡大傾向にあり、2013年には571万台が普及する見通しだという。買い替え年数は携帯電話が約3年であるのに対し、スマートフォンは1~2年と言われている。スマートフォンの発売から3年目を迎え、中古市場が形成されつつあるのを受けて、新バージョンの開発に踏み切った。

リプロ電子では、販売店が回収した中古電話やスマートフォンを買い取り、中古販売できるものは卸ルートで、それ以外のものはパーツリユースやレアメタルとして販売する。特に、レアメタルのリサイクルには政府も力を入れており、携帯電話はレアメタル再利用制度の対象商品に指定されている。リプロ電子では、2011年中にリセキュアの1,000店への導入を目指している。

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