環境 新製品:ビルの省エネサポートシステム「エネルギーソリューションサポート」/東テク

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エネルギー消費を25~35%、CO2排出量を27~37%削減!
既存ビルの省エネを、施工から保守管理まで一括で請け負う新サービス

東テクは、既存ビルの省エネ化を設備の施工から保守管理まで一貫して請け負う「東テクのエネルギーソリューションサポート」の提供を、2月1日より開始した。

同サポートシステムは、空調機器と計装制御の技術商社として東テクがこれまで培ってきた実績を活かし、ビルの省エネ診断、省エネ化の提案、システム構築、調達、施工を一貫して行い、建物の快適性を高め、エネルギー削減とCO2排出量削減を実現するというもの。エネルギー使用量は25~35%、CO2排出量は27~37%の削減が見込めるという。

設備商社として幅広いメーカーの機器を熟知している強みを活かし、空調機器設備、太陽光発電システム、蓄電池など、個々のビルの状況に応じて最適な機器を組み合わせて提案することができる。

東テクのエネルギーソリューションサポート

東テクのエネルギーソリューションサポート


同サービスでは、ESCO事業やESP契約(※)、リース・補助金の活用など、コスト削減や運用改善から資金調達といった課題に対応できる体制を整えるための提案をするほか、エネルギーの使用状況をモニタリングして管理するシステム(BEMS)を用いたエネルギーマネジメントや具体的なエネルギーの管理などもサポートする。さらに、機器設置後の運用や保守メンテナンスは、日本ビルコンなど同社の6つのグループ企業がカバーする。

2010年4月の改正省エネ法の施行により、ビルの省エネやコスト削減への需要が拡大している。また、東テクはこれまで、納入した機器のメンテナンスの顧客約1,600件、計装制御分野の顧客約1,300件を有しており、これらの顧客からは、幅広い省エネへの提案依頼が多数寄せられていた。そのため、同社の豊富な空調設備機器の商材への知識と計装制御のノウハウを融合させた省エネシステムを開発した。同社はこの「エネルギーソリューションサポート」を基幹事業として育みたい考えで、2014年度までに60億円の売り上げを目指す。

※ESP契約(建物一括省エネサービス):エネルギー供給に関わる機器の運転から保守までを管理すること。運転管理を行う人員の確保や設備機器の維持管理などの負担が軽減されるため、エネルギー供給コストを削減できる。

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