2007年大賞「海洋温度差発電(OTEC)」/ゼネシス
※月刊「環境ビジネス」2008年8月号 「環境ビジネス」の内容を掲載しています。
2007年大賞
「海洋温度差発電(OTEC)」/ゼネシス

写真は佐賀大学海洋エネルギー研究センターの実証プラント。海洋温度差発電(OTEC)は、海の表層の温海水で沸点の低いアンモニア水を温め液体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回し発電する。蒸気を深層の冷海水で冷却し凝縮させ、これを繰り返して発電するため、CO2の排出が極めて少ないクリーンな発電設備である。さらに温海水を減圧し低温で蒸発させ、蒸気を冷海水で冷却・凝縮することで大量の淡水を得ることもできる。約10~30℃の温度差があれば発電可能。天候の影響を受けにくく、安定した電力を供給することができる。佐賀大学では1973年からOTECの実用化を目指した研究を続けてきた。
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