> コラム > アジア各国の廃棄物処理 文化的多様性がキー

アジア各国の廃棄物処理 文化的多様性がキー

Siaw Mei Li, Linda Archibald

記事を保存

スタンダード会員登録 のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

東南アジアの発展は目覚ましい。発展する国はそれに伴い人口も増える。人口が増えれば廃棄物も増える。そこには明確な廃棄物処理ビジネスのニーズがある。では、そこに適した廃棄物処理とは、どんなかたちだろうか。

【ポイント】

  • 「人」は廃棄物管理ソリューションにおける不可欠な構成要素である
  • 文化的にマッチしたソリューションと、考え方を変える事が持続可能性のカギ

今から10年前、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙(South China Morning Post、南華早報)は、中国の若い企業家の記事を掲載した。

彼自身によると、彼の名はチャン・クォン・サンという。それが本当の名前なのか、プライバシーのためにあの「ジャッキー・チェン」の出生名を借用したのかは分からない。

貴嶼鎮で働く男性

2012年5月、中国財務省は、家電・電子機器廃棄物を処理するための助成金を発表した。しかし彼のような貴嶼鎮で働く男性は、電子廃棄物から発せられる汚染物質により、その代償を健康で支払った後かもしれない。 (Copyright: Corbis Images)

チャン氏は、電子製品のリサイクル会社が200社を下らないという広東省貴嶼鎮(きしょちん)で、それら企業の1つを営んでいた。貴嶼鎮は国内外から持ち込まれる電子製品の不法投棄が深刻な、地球上で最も環境汚染が酷いとも言われる「電子廃棄物の町」だ。

小さな町では充分とも言える1千万元(約150万ドル)の成功にも関わらず、彼へのインタビューは、その成功へ至る道に伴ってきた屈辱的なできごとや、諦めざるを得なかったことの苦渋を伺わせるものだった。

彼の会社の成長に伴ってきた環境影響について尋ねると、「良いとは思えない」と認めた。いくら貧しい人々へ寄付や食糧支援を行っても、彼は貴嶼鎮の汚染された暗灰色の川や、住民を悩ませ続ける健康被害を補うことはできなかったのだという。

(※全文:3,048文字 画像:あり 参考リンク:なし)

スタンダード会員の方はここからログイン

この記事について

Green Prospects Asia
著者:G Danapal (Green Prospects Asia)
グリーン・プロスペクツ・アジア(Green Prospects Asia、GPA)は、アジア太平洋地域の環境ビジネスに特化した無料のウェブマガジン(英語)です。公式サイト(http://www.greenprospectsasia.com)から登録することで、毎月PDFファイルがダウンロードできるメールマガジンが届きます。広告掲載のお申込みは、公式ウェブサイトにある料金表をご参照ください。(英語)  
※元記事URL:http://www.greenprospectsasia.com/content/people-power-waste-management
記事を保存

環境セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.