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世界を牽引する日本のSOFC技術

環境ビジネス編集部

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次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC)

次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC)。
2013年1月に九州大学伊都キャンパスにオープンする。2階と3階が企業スペース

心臓部にセラミックを使用した燃料電池「SOFC」。九州大学工学研究院の佐々木一成教授は、九大内に次世代燃料電池に特化した共同研究施設を建設。企業専用スペースが確保された産学連携の大規模拠点が2013年1月から動き出す。

水素と酸素から電気を作る燃料電池は、CO2排出量を大幅に削減できる発電法として開発・普及が進められている。日本では2007年に世界初の家庭用燃料電池エネファームが発売された。

また、2015年の燃料電池自動車の本格的な市場導入に向け、インフラ整備が進められているところだ。

燃料電池は心臓部(セル)で使われる電解質の違いなどでいくつかの種類にわかれる。2007年に発売されたエネファームはPEFC(固体高分子形燃料電池)と呼ばれる電解質が固体高分子膜の燃料電池。低温で作動し、起動停止も簡単なので、家庭用や自動車の電源、携帯電源などに適している。

九州大学工学研究院の佐々木一成教授が今最も注目しているのは、SOFC(固体酸化物形燃料電池)と呼ばれる、電解質にセラミックを使った燃料電池だ。多様な燃料種を利用することができ、電気と熱を高効率に作ることができる。

世界初のSOFCエネファームが2011年の秋に日本で発売されたが、SOFCは、家庭用の小規模発電はもちろん、発電所などの大規模発電にも応用可能な、世界が抱えるエネルギー問題の抜本的改善が期待できる次世代燃料電池だ。

大学構内に企業専用スペース

期待が高まる次世代燃料電池だが、本格的な実用化には耐久化や高性能化、低コスト化など、克服しなければならない課題もある。佐々木教授は、SOFCの耐久性を左右する化学劣化に焦点をあてた研究を進めてきた。

(※全文:1,946文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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