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畜産廃棄物でバイオガス(2) 近郊型畜産業の問題を解決

Linda Archibald

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マレーシア、ペナン州にある大規模養豚業者の1社が、嫌気性消化システムの実証実験を終え、州で初めてとなる畜産廃棄物からのバイオガス精製プラントの設置を検討している。検討は数ヶ月以内に完了し、契約に至る見込みだ。

4.8haの土地でおよそ14,000頭の豚を飼育しているKB Wong&Brothers社は、同社の農場の一部で実証実験を行ったSustainable Biofuels Malaysia(SBM)社と、現在契約条件の最終確認を行っている。同実証実験は2012年末に完了し、州政府もそのポテンシャルに好感触を示している。

このシステムは5年間の事業許可を更新することにも貢献するほか、より効率的な土地利用で、オーナーであるウォン氏が飼育可能な豚の数を20,000まで拡大させ、さらに最新の廃棄物管理テクノロジーによって運用コストを改善することが見込まれている。

C2C Project Managers社代表 B.K.Sinha氏

このプロジェクトのコンサルティングを務めるC2C Project Managers社の代表B.K.Sinha氏(右写真)は、今回の取り組みがマレーシア国内でのより持続可能な農業の発展、特に都市近郊での畜産(Close House Farming, CHF)にとって大きな一歩となるだろうと言う。

「養豚事業は、周辺に対する環境影響が強く、現在まで政府は5年間の事業許可を出す事に難色を示していましたが、糞尿などから自家発電できる持続可能なバイオガス精製プラントを設置することが、現況を打破する良いチャンスとなるでしょう。」(シンハ氏)

養豚事業からの畜産廃棄物は、現在まで50年間にわたり現役で活躍している嫌気性消化技術により、直接的には調理用などに利用できるバイオガスを精製、ガス発電機を使って電力を生み出すことができる。

実証テストはもう充分

このシステムの導入は、当初農場側からは懐疑的に受け止められた。それについて尋ねると、「農場側はこんなことが可能だとは思っていなかったようだ」とシンハ氏は述べた。

(※全文:2,756文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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