3年前のCOP10で認知度上昇
日本生態系協会が2008年に創設したJHEP評価認証制度の採用件数が急増している。HEP(ハビタット評価認証)とは土地利用における生物多様性を定量的に評価、認証する制度。生物多様性の保存・回復を促す取り組みをAAA~Dまでの10段階で評価する。事業主体が申請するハビタット評価認証と工事受注者が申請する請負工事型ハビタット評価認証の2タイプがある。
同協会によれば、2010年秋に名古屋でCOP10(生物多様性条約締約会議)が開かれたことで、生物多様性の考え方が社会的に認知され、2011年から採用件数が増加に転じた。認証件数は計14件であるが、2011、2012年にそのうちの11件が採用されている。さらに今年に入り、現在、審査に入っている案件を含め、年間認証件数は10件にのぼる見込みである。
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