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保守・監視で太陽光発電を強くする(後編) ― メンテナンスが及ぼす発電の差

環境ビジネス編集部

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優れたEPC、優れた設備により太陽光発電システムを作り上げたとしても、運用面にいかに力を入れているかで、20年間の総合的な発電量は大きく変わってくる。安定発電を期待できる体制こそが、今後の太陽光発電事業の評価を決める。保守・監視システムの必要性を追った。

(中略)

保守・監視サービスに豊富な経験を持つネクストエナジー・アンド・リソースの岸正悟氏は、「多少の異常があっても発電しているので、天気や日射のせいと言われてしまったり、思い込んでしまうと何もわかりません。実際は、日射と比較して発電状況がおかしいかどうかをデータを元に比較し、パワコン、陰、配電ミス・・・と要因を一つ一つチェックしていきます。仮に出力抑制がかかっていた場合、長期にわたり継続して見逃すこともあり得ます」と話す。

(以上、前回より)

具体的に岸さんが接したケースでは、とある太陽光発電システムで、出力のピークに差がある500kWのパワコン2台が発見された。陰などの条件は全く同じ。良くチェックをしたら、人為的なミスで接続箱のブレーカーが1つさがっていた、という。しかも半年以上気付かなかった、という。

「太陽光発電は、数値だけ見ていても不具合は発見できません。相対的に比較をして初めてわかります。そういった発電量の意味合いを理解できる人間が発電状況をチェックする必要があります」(岸氏)。

そして、異常を発見したらすぐに対応するサポート体制が築けているかどうか、もポイントだ。ある太陽光発電システムで、夜中落雷があった。その影響で、パワコンが停止してしまった。しかも、それが起きたのはお盆中。通常こうした場合、問題に気付くにはタイムラグが発生し、故障への対応にはさらに時間がかかってしまう。この事業者は設置直後ということもあり発電量に目を光らせていたため、すぐに監視サービス事業者に連絡。事業者は現場に技術者を派遣できる体制をとっていたため、スピーディーに事なきを得た。

(※全文:1,807文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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