発電所の収益性向上・安全管理のカギとなる『パネル検査』
太陽光発電所の安定稼働・収益ロス予防には定期的なパネル検査やO&Mが欠かせない。パネル製造装置メーカーでありパネル検査・O&Mも請け負う株式会社エヌ・ピー・シーによると、多くの発電所のパネルに不具合が確認されるという。同社の伊藤雅文社長、土居大亮部長に話を聞いた。
パネルの初期値計測が収益性・安全管理の第一歩
当初、「メンテナンスフリー」といわれた太陽光発電システムだが、FIT以降に建設された太陽光発電所でも、すでに経年劣化の兆しが現れている例があると聞く。こうしたケースでは、売電収入の減少や発電所の資産価値低下を招くだけでなく、今後、安全面でもリスクが伴う。総務省では9月、台風、地震等で被災したパネルや、廃棄パネルが感電事故等を起こす危険性について、自治体や発電事業者が十分認識していないと注意を喚起している。同様に稼働中の発電所でも保守管理を怠れば、発電量が低下するだけでなく不具合箇所から火災や感電事故等が発生する危険がある。
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