ベルリン発の新環境ビジネスDYCLE ― おむつから始まるいきものの循環(前編)
赤ちゃんと向き合うおむつ替えの時間は人生のうち最初のたった2年ほど。そんな特別な時間を何か形あるものにしたい。次の世代に残していけるものを作りたい。おむつをまるごと土に還し、木が生え、実が育ったらどんなに素敵だろうか。家族の愛情と自然との繋がりをドイツのおむつリサイクルシステムプロジェクトDYCLE(ダイクル)が深めてくれる。
名門バウハウス大学にてコンセプチュアルアートを学ぶ
DYCLE代表創始者の松坂愛友美さんは、2001年にドイツ、ヴァイマールに移住し、アートと建築の名門バウハウス大学にてコンセプチュアルアートを専攻。その後、欧州各国にてアートプロジェクトを展開した。普段、暮らしの中で何気なく使っている身の回りの物に、アートという額縁を嵌め違う文脈を与えることで、新しい価値が生み出される。
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