自然エネルギーの専門家が考える次のトレンドとは?
自然エネルギーは国による社会制度設計と共に普及が進むもの。そして、社会制度設計の方向性を定めるのに大きな影響を与えるのが社会の気運だろう。そうした社会の動きを推し進める活動を行っているのが認定NPO法人環境エネルギー政策研究所だ。自然エネルギーの普及のために長年、活動している団体に、今後の自然エネルギー普及の動きの注目ポイントを聞いた。
自然エネルギー普及に貢献したFIT制度導入
現在、日本の国内発電量に占める自然エネルギーの割合は、2016年度の時点で15%まで達している。2010年度以前は約10%であったことを考えれば、ほんの5年ほどで太陽光を中心に大きな伸びを実現した。そこで大きな役割を果たしたのが、2012年導入のFIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)だ。もちろんFIT制度導入には、再生可能エネルギーの普及を望むという社会の気運の高まりという背景があった。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)