今後の再エネ普及にも関係が深い 『地域循環共生圏』とは何か?(前編)

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世界の原生林の3分の1を占める『地球の肺』、アマゾンで広がる火災が国際的な問題となっている。国連は2015年にSDGsを採択。世界は脱炭素へ大きく舵を切り、持続可能な世界への変革を目指す。そうした中、環境省では地方版SDGsともいえる〈地域循環共生圏〉を打ち出した。地方が変われば世界が変わる、〈地域循環共生圏〉とは…。

環境・経済・社会の統合的な取り組みを

『地球の限界』あるいは『惑星の限界』とも呼ばれる『プラネタリー・バウンダリー』。気候変動、海洋の酸性化、オゾン層の破壊など9つの項目のうち、〈窒素の循環〉、〈生物多様性〉、〈気候変動〉などの領域については、既に境界値を越え、『取り返しのつかない環境変化が生じる可能性がある』状態となっている。地球は限界を越え、持続可能な世界ではなくなりつつある。

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