江戸と現代、理想的なリサイクルシステムとは
「サンデーモーニング」(TBS)のコメンテーターなども務める田中優子氏。
法政大学総長であり、江戸文化の研究者でもある田中氏に、江戸を切り口に環境やリサイクルについて語るコラムがスタート。今回は江戸と現代のリサイクルシステムの比較を通して、理想的なリサイクルの在り方を語ってもらった。
ゴミが商品になる江戸時代
企業のビジネスが、この世界の現状の環境を少しでもましなものにしてくれるなら、これほどいいことはない。現代社会では、個人が出費しなければ環境に配慮することができないからだ。たとえばごみの廃棄にはゴミ袋の購入というかたちでお金を払う。むろん税金も収集や焼却に使っているだろう。粗大ゴミにもお金を払う。だから不法投棄する者も出てくる。これが出費するのではなく、お金を稼げるとしたらどうだろうか?
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