ライター、ジャーナリスト 梅田あおば
最終更新日: 2021年11月16日
コロナ禍の収束に伴う経済回復により電力需要が増加しつつあり、2021年の世界全体の電力需要は2020年比で4.5%の増加が見込まれている。発電燃料となる天然ガス・LNGや石炭価格は記録的な水準に上昇しつつあり、燃料需給および電力需給は世界各地で逼迫が生じている。
また日本国内では、高経年化した発電所の休廃止により、今冬および2022年度の供給力(kW)面での需給がタイトであることが報告されている。これらはいずれも電力量(kWh)面での価格高騰に繋がり得るものである。