気候変動対応を企業成長に TCFD対応を契機とした長期戦略の在り方

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カーボンニュートラル潮流が加速する中、企業には、サプライチェーン全体での脱炭素化や、気候変動に関する情報開 示が求められている。企業はいかに成長に結びつけられるか。TCFD対応を契機とした長期戦略の在り方を考える。

カーボンニュートラルの広がり

温室効果ガス排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す潮流が世界中に広まっている。2021年11月現在、2050年までのカーボンニュートラルに賛同する国は、144カ国にのぼる。日本でも、2020年10月、菅総理が「2050年カーボンニュートラル」を宣言した。政府は、宣言に整合する目標として、2030年度の温室効果ガス排出量46%削減(2013年度比)も表明した。政府の動きを受け、企業にとっても、カーボンニュートラル社会に向けた対応が喫緊の課題となっている。

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