国内自動車大手、加速するEV戦略(前編)
脱炭素社会の実現へ向け、世界ではガソリン車・ディーゼル車から電気自動車(EV)へシフトする動きが加速している。国内においても、トヨタが『バッテリーEV戦略に関する説明会』を開催。2022年4月には日産が、全個体電池の試作生産設備を公開。続いてホンダも『四輪電動ビジネスの取り組み』について発表した。国内自動車メーカーの取り組みを中心に、EV動向をまとめる。
トヨタ EVをフルラインナップで展開
地球温暖化による気候変動が深刻化するなか、脱炭素社会の実現へ向け、欧州を中心に『脱ガソリン車、ディーゼル車』を掲げ、EVへのシフトを進める動きが強まっている。ドイツやイギリス、フランスなどでは2030年~40年にかけ、ガソリン車、ディーゼル車の新車販売が禁止される予定だ。
こうしたなか、国内自動車メーカー各社のEV戦略はどのように進んでいるのか。
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