環境に貢献しながら利益を生み出す「循環型不動産」、5つのビジネスモデルを探る

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持続可能な発展に向けて、サーキュラーエコノミーへの移行が注目されているが、現在は都市計画に循環経済を組み込んだ「サーキュラーシティ」のような都市構想も広がりつつある。
サーキュラーエコノミー推進団体のエレン・マッカーサー財団らは、サーキュラーエコノミーに貢献する不動産の形態を「循環型不動産」と位置づけ、5つのビジネスモデルを提示する。
単なる廃棄物管理ではなく、サーキュラーエコノミーをビジネス戦略として捉えるために必要なこととは? 同財団が作成したレポートをもとに解説する。

循環型不動産のビジネスモデル

エレン・マッカーサー財団は2010年設立の国際的な組織。サーキュラーエコノミーへの移行を目指し「廃棄物・汚染などを出さない」「製品や資源を使い続ける」「自然のシステムを再生する」の3つの原則を掲げ活動している。エレン・ マッカーサー財団と、英大手エンジニアリング・コンサルティング企業のアラップが主導し2020年2月に公表した同レポートでは、サーキュラーエコノミーの実践は既存の不動産のビジネスモデルに組み込むことができるとしている。同時に、新たな価値の産出、資産価値の維持、廃棄物の削減などのメリットも強調している。

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