進む国際的なサステナビリティ基準開示　企業はどう対応する？

2023年6月に国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）が国際的なサステナビリティ開示基準を公表した。
その日本版となるSSBJ基準の有価証券報告書への適用義務化が、2027年3月期から順次開始される。
ISSBの位置づけや開示の意義、企業に求められることなど、ISSB理事の小森博司氏に聞く。

“アルファベットスープ”の解消

IFRS財団が2021年11月に設立した国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）は、2023年6月に、『サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項（IFRS S1）』と『気候関連開示（IFRS S2）』を公表した。