サーキュラーエコノミーへの転換で生まれる新ビジネス 日本企業の勝機は
シリーズ「資源循環の高度化とバイオ原料・素材への転換により実現する経済安全保障」第3回。最終回となる今回は、サーキュラーエコノミー(資源循環型の経済)の国際標準化(規格化)の動きについて紹介するとともに、国内におけるサーキュラーエコノミーの早期実現に向けて不可欠とされる「デジタル技術」と「バイオ資源」の活用について解説する。(第3回/全3回、前回はこちら)
EUで先行するサーキュラーエコノミー標準化の動き
サーキュラーエコノミーという新しいビジネスモデルが国際的に展開されるためには、1.市場の基盤となる規格、2.評価軸となる規格について、国際的に標準化する必要性がある。