企業が直面する「500年に一度の革命」 激動の時代に対応するには(後編)
企業が直面する『500年に1度の革命』。後編ではそもそもなぜいま「標準規格化」(ルールメイキング)が急がれているのか、また、企業が意識すべき時間軸などについて解説する。前編に引き続き、モビリティ特化型のブロックチェーン技術の標準規格化を目指すコンソーシアムMOBI(Mobility Open Blockchain Initiative)の理事も務める、伊藤忠総研の深尾三四郎氏に聞いた。(以下、深尾氏談/前編はこちら)

そもそもなぜいま、「標準化」が急がれているのか
ではなぜ、ルールづくりが急がれているのか。自動車業界でCFPを補足する必要性が高まっているのは、欧米での規制強化によるものだ。例えば欧州では排出量取引制度の適用を輸送・物流段階にも拡大することを明らかにしている。