南仏で、浮体式洋上風力の国際会議が開催 円滑な事業推進の条件などを発表
2024年4月末、南仏マルセイユで「Floating Offshore Wind Turbines(FOWT)」会議が開かれた。開催国のフランスをはじめ、常連国のイギリス、スペイン、日本に加え、ノルウェーや韓国など、世界30カ国以上から約1,400名の浮体式洋上風力発電のパイオニアたちが集まった。筆者は、2018年に初めて参加して以来、コロナ禍の年を除き、今回で6回目の参加である。
日本からは、常連の大手商社に加え、建設業、造船業、鉄鋼業など浮体式を支える基盤産業の関係者が多数参加していた。広域な排他的経済水域(EEZ)を有する我が国は、浮体式洋上風力発電に対する関心が高く、この会議には早くから多くの発表者や参加者を送り込んでおり、存在感を示してきた。
サプライチェーン構築に関心が移ってきた
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