「サーキュラーシティ」構想を掲げる、アムステルダム市の最新事例
アムステルダム市が世界で初めて「サーキュラーシティ」構想を発表したのは、2020年4月。
サーキュラリティ(循環性)レースの先頭を快走する同市の取り組みについてベルギー在住のジャーナリスト栗田路子にレポートしてもらった。(文・栗田路子氏)
自治体を単位とした循環経済の意義
アムステルダム市の政策文書を読んだり、取材したりすると、自治体行政といった先入観を打ち破るような、前向きなエネルギーとチャレンジ精神が伝わってくる。その熱い意思は、同市の内側に留まらず、時空を越えて、次世代やグローバルサウス(開発途上国)にも向けられている。