欧州委員会が炭素国境調整メカニズムを導入 国内企業への影響は?
欧州委員会は2023年6月13日、炭素国境調整メカニズム(CBAM)規則の移行期間における報告義務に関する実施規則案を発表した。2026年からのCBAM規則の本格的な適用開始を前に、2023年10月1日から移行措置として報告義務が課される。CBAM導入により、企業にどのような影響があり、どのような対応が求められるのか、欧州委員会に話を聞いた。
CBAMによって炭素リーケージを防ぐ
EUは、気候変動対策の国際的な取り組みの最前線を走っている。欧州グリーンディールは、2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を1990年比で55%削減し、2050年までに排出量実質ゼロを達成するという目標に向けた道筋を示している。
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