行動科学の最新の研究知見やナッジ事例を題材に、気候変動経営に不可欠な
カーボンニュートラル行動変容を促すアプローチを学ぶ!
米シカゴ大のリチャード・セイラー教授のノーベル経済学賞の受賞(2017年)によって、「ナッジ」をはじめとした「行動科学」が、世界中で注目を集めることとなりました。そういった影響もあり、ナッジは、ビジネス・公共政策の領域で広く使われるようになりました。
※ナッジ例 スーパーのレジなど人が並ぶ場所に設けられた足跡マークのステッカー
自然とソーシャルディスタンスが保たれるようになった。(写真はイメージ)
この「ナッジ」をはじめとした「行動科学」は、今カーボンニュートラル実現に寄与する行動変容の課題を解決するための必要不可欠なツールとして注目を集めています。
IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)が作成した1.5℃シナリオでは、テクノロジーだけではなく、省エネ行動などの行動変容を促すことによってカーボンニュートラルを実現していくシナリオを前提としています。また、日本政府が2020年12月に出したグリーン成長戦略では、成長戦略分野の1つであるライフスタイル関連産業において、「ナッジ等の行動科学の知見を活かし、個人・世帯・コミュニティの特性に応じたライフスタイル提案・適正規模のサービス提供から意識変革・行動変容の拡大目指す」としています。
このように、企業が気候変動経営をより強化していくために、カーボンニュートラル行動変容を積極的に促すことが必要不可欠であることは、共通認識となっています。
そこで本セミナーでは、気候変動に関する国際的な潮流を実際のビジネスの中に落とし込む際に「行動科学」や「ナッジ」をどのように組み込んでいけばよいのかということについて、
(1)専門的な知識を必要とせず
(2)網羅的にまとめられた情報を
(3)押さえるべきポイントに絞って
解説します。
申込締切:2021年9月8日(水)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA)、大手会計系コンサルティングファームを経て、現職。
自動車・製造業を中心に、新規事業企画、技術開発構想、マーケティング戦略立案などに従事する。近年では、SDGsを起点とした中期経営計画策定、 社会課題解決に向けた新規事業構想、TCFD対応など、サステナビリティ視点を組み込んだ経営戦略の立案支援に取り組む。
近著に『カーボンZERO気候変動経営』。
早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科 博士課程(工学)修了。大手印刷会社、大手会計系コンサルティングファームを経て現職。
気候変動・省エネルギー分野を中心とした、国の制度設計や政策手法の検証に関わるプロジェクトに従事。地球温暖化対策技術・システムの普及促進のための制度設計や、その運営業務に関わる。また、国内最大手の小売電気事業者を含む10団体の産学官連携のコンソーシアムを牽引し、国内最大級となるナッジを活用した省エネ実証を推進し、政策手法としてのナッジの効果を検証。
その他、スマートコミュニティや電力小売り自由化に関連する新規事業開発(戦略立案、アライアンス推進、ソリューション開発等)に関与。
近著に『カーボンZERO気候変動経営』。
東京大学大学院 人文社会系研究科 博士課程(心理学)単位取得満期退学。独立行政法人の研究機関の研究員、心理学的専門性にもとづく研究開発コンサルティングファームを経て現職。
行動変容に関する研究を通じて、社会心理学分野で複数の学会賞を受賞。その後、最先端の科学的知見を活用し行動変容施策をデザインする学術ベースのコンサルタントとして、国内最大級となる官公庁のナッジに関する事業を始め、複数の大手企業に製品・サービス開発やマーケティングに関するコンサルティングを実施。その他、大学教員としても、消費者行動論から応用統計学に至るまで、行動科学に関連する複数の講義を実施した経験を持つ。
近著に『カーボンZERO気候変動経営』。
申込締切:2021年9月8日(水)
日時 | 09/10(金) 10:30~12:30 |
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場所 | オンライン開催 |
主催 | 株式会社日本ビジネス出版 環境ビジネス編集企画部 |
共催 | |
定員 | 80名 |
お問い合わせ先 |
株式会社 日本ビジネス出版 TEL: 03-5287-8600 (受付時間 9:00~18:00※) Mail:seminar@kankyo-business.jp ※9:00~18:00(土・日曜日、祝日を除く) |
価格 | 一般会員価格:13200円 |