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東レ、シンガポールの海水淡水化プラント向けRO膜エレメントを受注

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東レは、シンガポールのチュアスII海水淡水化プラント向けに、逆浸透(RO)膜エレメントを受注したことを発表した。

同プラントは、シンガポール最大の水処理会社Hyflux社の子会社であるTuaspring社が25年契約のDBOO(設計・建設・所有・運転)で受注し、現在稼動中のシンガポール初の大型海水淡水化プラント・チュアス海水淡水化プラントの隣接地に建設される。

生産水量は318500m3/日で、中東を除くアジア域内の海水淡水化プラントでは最大規模。2012年中にRO膜エレメントを納入し、2013年にプラントの稼働を開始する。

シンガポールでは、国内の貯水池、輸入水、再生水、脱塩水を利用した持続可能な水供給システム「国家の4つの蛇口」を確立している。今後、隣国マレーシアからの2061年を期限とする輸入水契約への依存度を下げていくため、雨水の集水地域を国土の66%まで拡大するとともに、現在3割程度を占める下廃水再利用水の利用のさらなる増大と、海水淡水化設備の増強を積極的に推進している。

東レはこれまで、シンガポールにおいて、チュアス海水淡水化プラントのほか、下廃水再利用のNEWaterプロジェクト最新・最大のチャンギ下水再利用プラントなど大型プラントへのRO膜エレメント納入実績を持ち、同国の水道事業関連でのRO膜エレメントのシェアは約6割にのぼる。今回の受注によって、東レのシェアは7割に達する。

世界のRO膜市場は、世界的な水不足の深刻化や環境に配慮した水資源確保の要請等から成長を続けていて、欧米、中東・北アフリカ、中国を中心に着実な成長が予想される一方で、インドや南米など新興国における需要拡大も期待されている。

東レは、1968年にRO膜の研究を開始し、RO膜、ナノろ過膜、限外ろ過膜、精密ろ過膜の4種類全ての膜を自社開発して事業展開する世界唯一のメーカー。今後も、有機合成化学、高分子化学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーをベースとした水処理膜技術を柱に、世界市場での積極的な受注拡大を図りたい考えだ。

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