電中研、各国におけるCO2貯留に係る長期的責任の取り扱いを調査

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電力中央研究所は、EU、豪州、北米のCO2貯留(CCS)に係る長期的な責任に関する法規制の整備状況を調査し、研究報告書「各国におけるCCSに係る長期的責任の取り扱い」として取りまとめた。

CCSは、大気中へのCO2の排出を大幅に削減するための技術的オプションとして期待されている。しかし、CCSの広範な普及のためには、解決すべき多くの課題がある。貯留CO2の長期的な責任の取り扱いは、法規的な課題の中でも特に重要と考えられている。一般的に、長期的な責任が政府などの主務当局に移管する場合には、事業者に対していくつかの条件が要求される。それらは、貯留CO2の漏洩等の重大なリスクがないことの証明、圧入停止からある一定期間の経過、財政保証あるいは財政負担への対応、である。これらの要求事項の規定や責任の移管の手続きについては各国で異なる。

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