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2030年太陽光発電システム世界市場は10年比4.6倍に拡大

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総合マーケティング会社の富士経済は、2011年7月から10月にかけて、太陽光発電システム関連・製造装置関連の世界市場を調査した結果を公表した。2030年太陽光発電システムの世界市場は、2010年比4.6倍の26兆4000億円となる見通し。内訳をみると、住宅用が2010年比6倍の9兆4000億円、産業用が同比4倍の17兆円となっている。

周辺機器・部材の2030年世界市場は、太陽光発電システム市場動向に連動し、システム周辺機器(パワーコンディショナ、集光装置、トラッキング装置)が3兆6680億円(2010年比6.2倍)、主にパワーコンディショナに使用される電子部品など周辺機器用部品が3190億円(同6.6倍)と、6倍以上に拡大する見通し。その他、太陽光発電システム配線関連機器が2800億円(同3.7倍)、太陽電池製造装置が7855億円(同1.7倍)、太陽電池製造装置用消耗品が1兆3614億円(同3.5倍)となると予測する。

太陽光発電システムの世界市場の需要構成は、今後も産業用が中心であるが、住宅用は低価格化が進んでいることから、安定した需要増が期待される。産業用は欧州需要が中心で、欧州では地上設置型のメガソーラーが抑制される方向にあるが、ルーフトップ用途が堅調。米国や中国などでも近年需要が増加しており、中長期的にはアフリカや南米などでも需要創出が見込まれている。

注目市場として、太陽光発電システムを構成する主要機器であるパワーコンディショナの市場をあげた。2010年世界市場は太陽光発電システム市場が急成長したことから、急拡大となった。2011年以降伸びはやや鈍化するものの好調を維持し、2015年の市場は1兆950億円となる見通し。また、2030年の市場は、2010年比5.6倍の2兆9000億円となると予測する。内訳は、国内が同比3倍の2000億円、海外が同比6倍の2兆7000億円。一方、コストダウンの進展と参入メーカー増加による価格競争から単価は下がっている。

国内は2010年に市場の8割を占める住宅用で需要が急増し、産業用(非住宅用)もスクールニューディール等により公共向けが好調だった。2011年は住宅用が引き続き拡大するが、産業用は一時減速するとみている。産業用は2012年に予定されている電力全量買取制度のインセンティブの内容によっては飛躍的に拡大する可能性があるとみている。市場規模の大きいパワーコンディショナは、欧米大手メーカーが世界展開を加速しており、国内(日本)市場へ進出する動きも見られる。

製造装置市場は、2010年は設備投資が活発に行われたことから、前年比2.1倍に拡大した。設備投資の多くが結晶シリコン太陽電池向けとなっている。2011年は設備投資の受注残により一定の規模を保つが、2012年は受注状況が厳しく大幅に縮小、2013年以降回復に向うと予測する。

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