神戸製鋼、少量の未利用蒸気活用で大幅省エネ、小型蒸気圧縮機を発売
神戸製鋼所は、蒸気関連省エネ機器「スチームスターシリーズ」に、少量の未利用蒸気に対応したスクリュ式小型蒸気圧縮機「MSRC37L」をラインナップした。本製品は、9月に発売した「MSRC160L」に続き、更に少量の未利用蒸気に対応する製品として発売。従来機が1ton/hr前後の蒸気に対応するのに対して、新製品は300kg/hr未満の蒸気に対応できる。2015年度には2機種合計で年間180台の販売を目指す。
ユーザーの蒸気条件や電力単価、稼働時間等によって条件は異なるが、「MSRC37L」を導入する前後のボイラ燃料費を比較すると、年間6%、約590万円を削減できると試算している。「MSRC37L」の本体参考価格は850万円。早ければ3年未満での投資回収が可能だという。また、CO2排出量は年間160トンの削減を見込む。
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