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古河電工、第2世代高温超電導線材メーカー、米スーパーパワー社を買収

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古河電工は10月17日に第2世代高温超電導線材の製造販売会社であるスーパーパワー社をフィリップス社から買収する契約を締結した。

スーパーパワー社は、現在、第2世代高温超電導線材を量産し顧客に供給できる能力を有する2会社のうちの1社。今回の買収により、古河電工は、世界で唯一の第2世代高温超電導線材から機器までを量産供給できる企業グループに、また、超電導線材については世界で唯一の第2世代高温超電導線材と金属系超電導線材を提供できるメーカーとなる。

今後、電導電力ケーブル、大型風力発電機、その他超電導機器等への線材供給だけでなく、機器事業の拡大により、2016年には売上高100億円を目指す。なお、同買収契約は、政府許認可等の発効条件を満たした後、契約発効となる。

古河電工は1960年代よりニオブチタン線材などの金属超電導線材の販売を開始して以来、MRIなどの医療分野、半導体引上装置用マグネットなどの産業分野、加速器などの科学研究分野及び核融合などのエネルギー分野に金属系超電導線材を提供してきた。また、スマートグリッドや再生可能エネルギーの要素機器となる超電導電力ケーブルや限流器などの高温超電導機器の開発も進めている。

超電導電力ケーブルなど応用機器の製品化技術に優位性を持つ古河電工が、超電導線材製造技術に優位性を持つスーパーパワー社を傘下におさめることで、世界的に広がりを見せているスマートグリッド分野や自然エネルギー分野および産業用分野に超電導線材を提供すると共に、超電導線応用機器を開発し、積極的に事業展開していきたい考えだ。

なお、第2世代高温超電導線材は、ビスマス系材料の超電導線材(第1世代)に対し、イットリウム系材料の超電導線材のこと。第2世代線材は、第1世代線材と比べて、機械的強度、磁場中の電流特性に優れているうえ交流損失が小さく、低コストが見込まれ、現在の超電導線材研究の主流となっている。

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