五十鈴製作所、太陽に向かって動く高効率発電システムを開発

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自動車のエンジン部品などを製造・販売する五十鈴製作所(愛知県名古屋市)は、太陽に向かって動き、光を集めて発電する太陽光追尾集光式の高効率発電システムを開発したと発表した。

1基で10kWの電力が得られ、会社の事務所程度の電力はまかなえる。耐用年数は約10年。価格(設置費別)は1基1000万~1500万円となる見込み。秋田工場(秋田県秋田市)で数台の生産からスタートし、9月から販売する予定。

今回開発したシステムは、プログラム制御された6メートル四方のパネルが、いつも太陽光に直角に向くように動き、さらに太陽光をレンズで集めることで、一般の太陽光発電パネルの1.5倍程度の発電効率を可能とした。パネルの中に広告スペースを設けることもできる。

五十鈴製作所は、自動車のエンジン部品やアルミホイールをつくる低圧鋳造機の分野では、国内トップクラスのシェアを持つ。また、低圧鋳造機の分野では、約40%をアメリカやカナダをはじめ、アジア、ヨーロッパなど海外向けに販売。低圧鋳造機の分野を中心に、総合エンジニアリング企業としてグローバルに事業を展開している。

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