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三井造船など オゾン利用によるバラスト水処理システムが適合証明書を取得

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三井造船は、日本海難防止協会と参画企業5社とで共同開発した「オゾン利用によるバラスト水処理システム(FineBallastROZ)」の適合証明書を、日本国政府から、2011年6月6日付で取得したと発表した。

生態系に影響を及ぼすバラスト水に排出基準を設ける「バラスト水管理条約」の発効が迫っており、バラスト水処理装置の関連事業は需要の拡大が見込まれている。

同社は、今回の適合証明書の取得を契機に、小型船(TRC:300m3/hまでの3タイプ)にターゲットを絞って営業展開するとともに、市場動向を見ながら、機能の改良と適用範囲の拡大を進めていく。また、同社は、6月1日付けで「バラスト水事業グループ」を新設し、バラスト水処理装置の搭載事業にも着手し、今後、バラスト水処理装置の販売と装置の搭載事業について積極的な事業展開を図る考えだ。

FineBallastROZは、活性物質オゾンの酸化力による化学的な殺滅処理と、バラスト水配管の途中に設けられたスペシャルパイプの物理的な殺滅処理を複合化したシステム。

相乗効果による高い殺滅効果と、オゾンとバラスト水中の物質との反応で生成される残留オキシダントによる長期間の殺菌作用を組み合わせている。その特長として、殺滅処理は漲水時の1回、供給・貯蔵を必要とする薬剤は一切不要、排出時にバラスト水中に残留する有害物質を活性炭で除去するため環境への影響がない、などがあげられる。

本システムの適合証明書の取得は、IMO(国際海事機関)で採択された「船舶バラスト水及び沈殿物の制御及び管理のための国際条約」で規定している「バラスト水管理システムの承認に関するガイドライン(G8)」に基づいて精査された。

適合証明書の取得に先立って、佐賀県伊万里にて実規模ベースの陸上試験と、参画企業である商船三井運航のコンテナ船「MOLEXPRESS」にて船上試験を実施し、ともにバラスト水排出基準を完全にクリアすることを実証した。

また、IMOの「活性物質を利用するバラスト水管理システム承認のための手順(G9)」の最終承認を2010年9月末に取得している。参画企業は、商船三井のほか、シンコー、海洋開発技術研究所、水圏科学コンサルタント、エム・オー・エル・マリンコンサルティングの5社。

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