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日東電工 世界初の浸透膜発電の開発でノルウェー電力大手と提携

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日東電工と100%子会社の米Hydranauticsは、ノルウェー国営の大手電力会社スタットクラフト社と、浸透膜発電の共同技術開発契約を締結したと発表した。

今回の技術開発では、海水と淡水の濃度の差を利用し、正浸透膜を通して得られた海水側の圧力でタービンを回転させて発電に取り組む。再生可能エネルギーの分野で世界をリードするスタットクラフト社と、工業用途や公共事業用途の純水製造用逆浸透膜において世界シェアトップを持つ日東電工グループのノウハウを持ち寄り、2015年に浸透膜発電のパイロット機の稼働を目指す。

浸透膜発電とは、海水と淡水のように濃度差から生じる浸透現象から得られるエネルギーを利用する新しいタイプの発電方式。特徴として、有害物質やCO2を排出せず、環境負荷が少ない再生可能エネルギーであること、天候や日照時間、昼夜を問わず安定供給が可能なこと、設置面積が小さく、広大な土地を不要なことなどがあげられる。

スタットクラフト社は、2009年に世界初の浸透膜発電の実証プラントを稼働させている。浸透膜発電を行うためには、濃度差の大きい水源の安定的な確保が必要となる。ノルウェーをはじめ、海水と河川が交わる河口付近や海に囲まれ大きな河川を有する日本など、世界で30ヵ所以上が候補地としてあげられている。

今回の共同技術開発において、高効率の発電のカギとなるのは、正浸透膜の透水性をいかに高めるかという点だ。現在、脱塩用途に一般的に用いられる逆浸透膜では、透水性が低いため、新たに浸透膜発電に必要な高い透水性を有する正浸透膜を開発する。

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