ソニーは、10年以上の長寿命、高い安全性能、急速充電性能、高い拡張性を持つオリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池の蓄電モジュールを量産し、4月下旬より出荷を開始すると発表した。
本製品は、オリビン型リン酸鉄リチウムを正極材料に用いたリチウムイオン電池の蓄電モジュールで、容量は1.2kWh。昨年6月にサンプル出荷を開始し、さまざまな用途における実証実験を経て、今回の量産出荷に至った。同社は、需要が拡大する蓄電ビジネスをリチウムイオン電池ビジネスの新たな柱と位置付けており、今回の1.2kWhの蓄電モジュールでは初年度30000台の販売を見込んでいる。