旭化成イーマテリアルズ リチウムイオン電池用セパレータの生産能力を増強

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旭化成イーマテリアルズは、宮崎県日向市の日向工場において、リチウムイオン電池用セパレータ「ハイポア」の生産能力を増強すると発表した。設備投資額は約60億円で、商業運転開始は2013年春の予定。今回増強する第4系列は、1系列あたりの生産量として世界最高クラスとなる設計を採用、設備能力は5000万m2/年となる。

「ハイポア」は、ポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムで、リチウムイオン電池用セパレータとして世界トップのシェアを有する。同社では、守山工場(滋賀県守山市)と日向工場で「ハイポア」の生産を行っており、現在の設備能力は、守山工場が1億5000万m2/年で、日向工場が2000万m2/年(第1系列)。日向工場では、第2系列(2000万m2/年)が4月に、第3系列(1500万m2/年)が6月に商業運転を開始する予定。第4系列の稼働後の守山・日向両工場トータルの設備能力は約2億5000万m2/年となる。

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