帝人ファイバー 世界初、バイオ由来のPET繊維「PLANTPET」を展開

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帝人ファイバーは、2012年4月より、新たな環境対応素材であるバイオ由来PET「PLANTPET」を、ポリエステル繊維製品の原料として本格展開する。バイオ由来のPET繊維の展開は世界初だという。同製品は、サトウキビから作られるバイオ燃料を原料とし、PET樹脂を構成する成分の一部を置き換えたもの。PET樹脂の一部であるエチレングリコールをバイオ由来とすることで、化石資源の消費を抑えるとともに、温室効果ガスの削減効果もある。今後、自動車用シート・内装材、衛生材料などの用途に向けて展開する。販売目標は、2012年度3万トン、2013年度5万トン、2014年度7万トン。

PLANTPETの特長は以下の通り。PET樹脂を構成する成分の30%強がバイオ由来。また、物性・品質は、石油由来のPETと全く同等だという。さらに、循環型リサイクルシステム「エコサークル」を活用することで、製品を分子レベルまで分解し、石油由来のものと同等品質の製品にリサイクルすることが可能だ。

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