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日立 HDDやコンプレッサーからレアアースのリサイクル技術を開発

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日立製作所は、ハードディスクドライブ(HDD)のモーターやエアコンなどのコンプレッサーから、レアアース磁石をリサイクルする技術を開発したと発表した。今回開発したのは、使用済みのHDDやコンプレッサーからレアアース磁石をそれぞれ分離・回収する装置と、乾式手法によりレアアース磁石からネオジムとジスプロシウムを抽出する技術。今後、リサイクル全体のコストや回収率の試算などを行い、2013年をめどに本システムの本格稼動を目指す考えだ。

今回開発した装置では、従来に比べて、約8倍(約100台/時間)の効率で分離・回収ができるという。手作業でHDDからレアアース磁石を分離・回収する場合、1台あたり約5分かかっていた(1人あたり約12台/時間)。また、分解が困難だったコンプレッサーについては、新たに切断装置や脱磁装置などを開発し、高効率で安全な分離・回収を実現した。分離・回収したレアアース磁石は、レアアースと親和性の高い特定の抽出媒体による乾式手法によってネオジムとジスプロシウムの抽出される。

レアアース磁石は、ハイブリッド車の駆動用モーターや風力発電機、省エネ性能の高い家電製品など、低炭素社会を実現する製品に欠かせない材料。また、レアアース磁石の材料として、強い磁力を持たせるためのネオジムや耐熱性能向上のためのジスプロシウムのレアアースが不可欠となっている。一方、レアアースの産出量は中国が約97%を占めていることから、安定調達に向けて、レアアース磁石からのレアアースをリサイクルする技術に対して期待が高まっている。本事業は、経済産業省の「平成21年度新資源循環推進事業費補助金(都市資源循環推進事業-高性能磁石モーター等からのレアアースリサイクル技術開発)」として2009年10月より実施されている。

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