凸版印刷は、機能性フィルムの製造拠点である深谷工場(埼玉県深谷市)を増床し、各種バリアフィルムや太陽電池部材の生産ラインを導入して生産能力を拡大すると発表した。
投資額は約50億円で、11月に着工し、2011年3月に竣工する予定。今回の増床で、ハイバリアフィルムの生産能力は従来比30%増、太陽電池バックシートの生産能力は約2.5倍の年間約5GWに拡大する。太陽電池部材では、提携する米デュポンのTMテドラー®PVFフィルムテクノロジーを適用した新製品「BS-TX」など、各種太陽電池バックシートの生産能力の強化を図るとともに、太陽電池封止材フィルムの生産設備を新たに導入する。封止材フィルムは、バックシート生産能力に合わせて順次増強していく予定だ。