東京ガスなど 工場内の未利用温水を蒸気に変換する「スチームリンク」を開発

  • 印刷
  • 共有

東京ガス、荏原製作所、三浦工業は、工場内で発生する90℃程度の低温未利用温水を160℃程度の蒸気に変換する「スチームリンク」を開発した。これにより、蒸気を加熱や殺菌などの生産工程に利用できるようになる。未利用温水を蒸気に変換するシステムの開発は、国内初だという。荏原製作所および三浦工業は、今年12月から受注を開始し、東京ガスは供給エリア内における提案営業を行う予定だ。

冷却工程や燃焼廃ガスとの熱交換、蒸気の凝縮など、工場内の様々な生産工程から、90℃程度の温水が多く発生する。しかし、これらの低温水は、工場内の生産工程に利用する熱としては低温度のため、用途が限られているのが現状だ。未利用のまま廃棄・放熱されている温水の創エネルギー量は、全国で年間33000TJ(テラジュール)にも及ぶという。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事