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三菱マテリアル レアメタル・レアアースのリサイクル技術開発を実施

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三菱マテリアルは、使用済みの家電からレアアースやレアメタルを回収するための技術開発について、NEDOの委託事業として、京都市で実証研究を実施すると発表した。レアアースやレアメタルの多くは、その希少性や偏在性から、資源枯渇の可能性や価格高騰などの課題があり、国内でのリサイクルシステムの構築が求められている。

今回の委託事業では、レアメタルを使用した高性能なNd-Fe-B磁石を回収・再資源化するための技術開発について、2009年度に経済産業省の補助を受けて調査を進めてきた事業を継続する。Nd-Fe-B磁石はハイブリッド車・電気自動車や省エネ家電に使用されており、この材料となるネオジム(Nd)、ディスプロシウム(Dy)などのレアメタル元素のリサイクルシステムの構築を目指す。また、レアメタルについては、代表的な使用先である携帯用通信端末、ビデオ、カメラ、オーディオ機器などの小型家電からの有用資源の回収に取り組む。

レアメタルのリサイクル事業の具体的な内容は以下の通り。同社は、大手家電メーカーとの合弁事業として、家電リサイクル事業を5社6工場で展開している。昨年度は、現在家電リサイクル工場で処理されている使用済みのエアコン・洗濯機を対象として、Nd-Fe-B磁石を搭載した製品がどの程度存在するかを調査。エアコンで約6%、洗濯機で約1%に使用されていることが判明した。現在販売されている製品では、その使用割合は増加しており、2007年度に国内出荷された740万台のエアコンのうち約60%にNd-Fe-B磁石が使用されているといわれている(日本冷凍空調工業会調べ)。それらがリサイクルされる10年後には、年間400トンを超えるNd-Fe-B磁石が回収可能との試算されているが、この磁石を回収するためには、エアコンのコンプレッサーや洗濯機のモーターを分解する必要がある。そこで、実際にこれらを分解し、Nd-Fe-B磁石を効率的に回収するための分解プロセスについて技術開発を行った。

今年度は、三菱マテリアルとパナソニックの共同出資会社であるパナソニックエコテクノロジー関東などの協力を得ながら、本事業の開発を深化させ、リサイクルコストの削減のために分解の自動化を図る。また、本格的な事業化を見据え、回収したNd-Fe-B磁石をどのような形状で磁石合金メーカーに提供するかなどについても検討を進めていく。

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