三菱重工 京都市と共同で、EVバス運行の実証実験を実施

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三菱重工業は、来年2月に京都市と共同で、電気自動車(EV)バス運行に関する実証実験を実施すると発表した。三菱重工が製作したEVバス1台を京都市交通局が循環路線で運行し、公募モニターに既存のバス停で乗降してもらうなど、営業運転に近い条件で実証実験を行い、EVバスの走行性能や機能性について調査を行う。運行路線は、京都市役所前広場にEVバス用の急速充電設備を設置し、京都市役所を起終点とする大循環ルート(1周約7km)と小循環ルート(1周約5.5km)の2つを設定。道路の混雑状況等による走行可能時間、充電の必要間隔、乗客の乗心地のほか、自転車やバイク、歩行者等への影響等、EVバス運行上の課題について調べる計画だ。実証実験では、固定と交換式のリチウムイオン電池を搭載した大型EVバスを使用する。航続距離は30km。従来のディーゼル車と比べると、1台で年間50トンのCO2削減効果が見込まれる。

本実証実験は、京都市が選定された平成22年度国土交通省「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」の事業として実施する。三菱重工は、これを契機に、EV及び環境にやさしい車利用の普及促進を目的として、京都市と企業が連携して取り組む「次世代EV京都プロジェクト」に参画する。同社がこうしたプロジェクトに参画するのは、今回が初めてだという。

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