シャープ 英国生産拠点の太陽電池の生産能力を500MW/年に拡大

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シャープは、英国にある生産拠点において、結晶シリコン型太陽電池の生産能力を拡大すると発表した。現在の生産能力250MWを、12月から順次拡大し、2011年2月には500MW体制に倍増する。投資額は約40億円。太陽電池市場は、各国の環境政策を受けて、今後も世界的な拡大が見込まれている。そのため、生産能力を高めて旺盛な需要に対応する。

今回生産能力を拡大するのは、英国ウェールズ地方レクサムにある生産拠点シャープ・マニュファクチャリング・カンパニー・オブ・ユーケー(SUKM)。SUKMは、シャープにとって、海外では米国に次いで2番目の太陽電池の生産拠点で、2004年春から生産を開始している。同社は、結晶シリコン型太陽電池と薄膜太陽電池の両輪体制で事業を推進しており、コスト競争力の強化と納期短縮を図るため、地産地消型ビジネスを強化している。富士経済の調べによると、太陽光発電市場は、中国・インド、アメリカの存在感が大きくなっていくものの、欧州と日本は、依然として大きな市場を持つと予測されている。

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