大成建設・東光電気 高度人検知による照明・空調の最適制御システムを開発

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大成建設と東光電気は、共同開発した「次世代型人検知センサ」を利用し、人の在席状況に応じてゾーン単位で空調と照明を自動制御し、エネルギー消費を最小化する自動環境制御システム「T-ZoneSaver」を開発した。「T-ZoneSaver」は多段階での調光が可能なため、制御変更の反応が速いLED照明や高効率機器を用いたオフィスに導入することで、従来の一般的なオフィスと比べ、建物全体でおよそ50%の省エネ・CO2削減効果が見込まれるという。両社は、東光電気社屋での「T-ZoneSaver」の運用を開始した。本技術は、オフィスの他に病院や生産施設へも導入可能で、新築・リニューアル両方に対応できる。

本システムのコア技術が、人体だけを確実に認識できる「次世代型人検知センサ」。PCからの発熱や日射による温度変化との識別も可能なため、静止体も含めた人の「在・不在」をリアルタイムに認識する。従来の人感センサは、人の移動による温度変化とタイマー機能を組み合わせていた。そのため、人が静止している場合は高い精度で認識することが難しく、人の在席時に消灯してしまうなど誤作動が多いことから、オフィス等への適用は不向きとされていた。

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